青春18切符 駅メモ近畿エリア②
日帰り青春18きっぷ駅メモ旅の2回目です。
今回のコース
大阪9:09→10:44和歌山10:48→11:48御坊11:51→12:41紀伊田辺13:17→15:56新宮16:13→19:20多気20:18→21:10亀山21:14→21:43柘植21:45→22:30草津22:46→23:37大阪
今回は左回りで近畿地方を一周します。
駅メモ 紀伊半島攻略
駅メモを始めてから近畿地方をグルッと回る紀勢本線は青春18切符でも丸一日かければなんとか日帰りで大阪まで戻ることができます。駅メモで回る場合、右回りにするか左回りにするかは、どこを接続待ちの駅にするか次第。
紀伊半島の観光をメインにするならば、新宮や串本周辺は温泉街になっていますので、新宮や那智勝浦あたりで一泊して、那智の滝を見て勝浦温泉でホッコリというプランも良いかと思います。ビジネスホテルはないので、一泊するならば、あくまでも観光を目的に。紀勢本線は特急に乗れば楽に移動できますが、1日2500円の運賃と考えれば、青春18切符鉄道旅には最適です。
近畿地方を一周したことあるだけでも、周りに自慢できるような気がします。駅メモを始めたならば、まずは紀伊半島一周を目指してみてはいかがでしょうか。丸一日を2500円相当で結構楽しめると思います。
紀州路快速 阪和線 大阪〜和歌山
大阪駅から紀州路快速に乗って和歌山駅まで。大回りで何度も乗る路線になるので、和歌山駅まで割愛。
和歌山駅から出ている貴志川線は、和歌山線からレーダーを飛ばせば乗らずにコンプリートすることができます。
終点の貴志駅の猫駅長を見に行くのであれば10:48発の和歌山発御坊行きに間に合うように早く出発しましょう。貴志駅は猫の顔をした駅舎になっていて人気の駅舎だそうな。そんな貴志川線は列車も猫仕様です。
和歌山駅といえば、和歌山ラーメンで有名な 井出商店 があるのですが、時間がないのでそのまま御坊行きの列車に乗ります。
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醤油とんこつラーメンでこってりしているようですが、スープと麺のバランスがよく人気になるだけあってかなり美味しい。ラーメンのスープの後味がたまりません。
紀勢本線 和歌山〜新宮
和歌山駅から御坊に南下していきます。紀勢本線ではキセル乗車に関する注意喚起のアナウンスがたびたび流れています。無人駅が多いので仕方ないかもしれませんが、ワンマン列車にしてもいいような気がします。
瀬戸内海を海岸に沿って進むと、遠くには和歌山マリーナシティ。和歌山のテーマパークで南海和歌山市駅からバスで30分ぐらいかかったような気がします。併設の市場ではマグロの解体ショーなどもありますので、京都や姫路発の青春１８切符日帰り旅には丁度良いと思います。
湯浅を過ぎた頃から海が青々とした色に変わり、海岸線を走る路線ならではの風景を見ることができます。太陽に照らされた水平線を見ながら気分の上がる音楽を聞きながら、のんびりと駅メモ鉄道旅。
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カーブの度にこれから進むレールが見えるのが何気に楽しくなります。
御坊に到着する手前で車掌さんが車内改札に回ってきました。白浜に向かう18キッパーも何人かいるようです。
白浜には、三段壁のような景勝地やテーマパークがあります。所要時間も大阪から3時間半程度なので青春18きっぷの日帰り観光にオススメです。
※参考記事
御坊駅ではレーダーを飛ばして紀州鉄道線をコンプリート。
そのまま瀬戸内海の景色を見ていると、印南駅で謎の鉄橋が現れます。カエルかケロヨンか、なんだろう…………。
思わず二度見してしまうぐらい。
和歌山駅から約一時間半。紀伊田辺駅に到着する頃にはちょうど昼食の時間。
駅メモ 近畿一周 紀伊田辺〜新宮
青春18切符で近畿一周する場合、紀伊田辺駅で約40分の待ち時間が発生します。せめて白浜まで行ってくれればと思いますが、JR西日本では人気の観光地の数駅手前が接続駅なはなっています。関西の18きっぷ旅の辛いところです。
考え方を変えれば、この微妙な待ち時間のおかげで普段降りるはずのない駅周辺散策を楽しめるのも青春18切符旅ならでは。
紀伊田辺の老舗の 宝来寿司 へ太刀魚を食べに行きます。
※参考サイト
この店の太刀魚は身がふわふわしていて、上質な太刀魚を使っているのがわかります。
もしも食事に時間がかかり、13:17発の新宮行きに乗れなければ、当日中に大阪に帰って来れなくなるので特急を使ってワープする必要があります。18キッパーならば、短い時間で食事をするのも慣れているはずです。
紀伊田辺のもう一つの名物が、宝来寿司のヒトハメ寿司。列車に間に合わなさそうであればテイクアウトで買って駅や列車の中で食べるのも良いと思います。
※http://www.eonet.ne.jp/~horai/txt/newpage3.htmlより参照。
ヒトハメ寿司は、海藻で巻かれた押し寿司で、お弁当には丁度良い量です。紀伊田辺に来たならば、太刀魚とヒトハメ寿司は押さえておきたいご当地グルメです。
紀伊田辺〜新宮まで紀伊半島の海岸線に沿って進みます。JRの中でも長距離列車に入る区間になります。紀伊田辺のすぐ先の白浜駅は有名な関西のリゾートエリア。
勝手にリゾート風な駅を想像していたので、普通の駅すぎて何故かとてもガッカリ。駅にはリゾート感はなく普通のローカル駅。
白浜〜新宮まで区間では千畳敷などの海岸地形の車窓が楽しめます。この路線の景色はきれいなのですが、お腹もいっぱいになったこともあって、いつもの駅メモ特有の睡魔がやってきます。
寝てはいけない。寝てはいけない。
と呟きながらも、気づけば、いつのまにか距離が相当に進んでたりしています。取りこぼしが無いようにアイテム使用しながら新宮駅に到着。
南紀地方で食べておきたいグルメといえば、紀伊田辺のひとはめ寿司と新宮のさんま寿司。新宮で時間取るならば、亀山〜新宮〜和歌山と、紀伊半島を時計回りに進めると新宮で二時間は取れるはずです。
左回りでも朝6時台の和歌山行きに乗れば2時間は取れるはずですが、紀伊田辺に10時前に到着しますので飲食店は開いておらず紀伊田辺グルメは諦めるしかありません。
今回の工程では、新宮駅での乗り換え時間がありません。新宮の名物といえば 徐福寿司 の秋刀魚寿司。接続時間がない場合はネットショッピングで。これだけ有名な秋刀魚寿司は新宮以外にはありません。
今はネットがあるので地方の名産品を食べるのも楽になりました。このまま新宮駅から多気駅に北上していきます。
紀勢本線 新宮〜大阪
新宮から先の景色も海岸線が続きます。景色は今までと変わらず基本的に水平線が広がります。
紀勢本線のような長距離を走るローカル線では同じ列車に乗っている駅メモerと駅の取り合いがほぼ必ず発生します。
車内を見渡せばあの人にこの人に……。ほぼ全員が車内アナウンスが流れると携帯を触るので一目瞭然。タイミングをズラしたり、アイテムを使ったりと無言の駆け引きを楽しめるのもローカル線ならでは。駅メモは鉄道旅に楽しみを追加してくれます。
多気駅の近くの三瀬谷駅で名松線の伊勢奥津〜伊勢鎌倉駅にレーダーを飛ばしておけば、近鉄電車の東青山駅からのレーダーと併せてコンプリートできます。往復に時間がかかる路線なので取得しておきます。
日が沈んだ後のローカル線の景色は真っ暗で基本的に何も見えません。見知らぬ駅メモerとポチポチと駅の取り合いをしながら多気駅に到着。ここで紀勢本線をコンプリートできました。
紀伊半島一周は青春１８切符旅の登竜門のような気がします。これを終えれば、あなたも立派な18キッパーになっているはずです。
多気〜大阪
多気駅では一時間の接続待ち時間があります。駅周辺の飲食店は夜21時には閉まってしまい、コンビニもありません。
せめてもう二駅進んで松阪まで行ってくれればなんなりとあるはずなのですが………。
白浜といい、城崎温泉のいい、松阪といい、絶妙に手前の駅が接続駅になっているのが、関西のローカル鉄道旅の辛い所です。
同じ駅メモをしている人も同じく駅の待合室で時間を潰します。狭い待合室で退屈な一時間はお互い同じ。全く見知らぬ人ですが、駅メモで変に顔見知りになった気がして、話しかけるか無視するか、お互いが葛藤しながら相手をチラチラ見たり。
そんな時は、思いきって話しかけてみると案外喜んで返してくれます。ローカル線の旅では、同じ車両の中で駅メモを長い時間共有するので素敵な誰かとの出会いに繋がるかもしれません。
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一時間待ちの後ようやく列車が来ました。せめて亀山までは取りこぼしがないようにしたいところです。疲れがピークに達する頃ですが、あともう少し。亀山から先も真っ暗でほぼ、何も見えません。
そのまま柘植駅に到着。柘植駅のホームは段差が激しいので転ばないように注意。大阪へ向かう場合、奈良へ抜けずに一度草津まで出る方が大阪には早くつきます。
既に大回りで取得している駅をポチポチしながら草津駅まで。この時間にもなれば草津線はそんなに混んでいません。途中交差する信楽高原鉄道と近江鉄道は大回りや高速バスからレーダーで取得済みなので、後は寝落ちしても大事なはずです。
※参考記事
草津駅まで帰ってこれば、多少電車が遅れてもなんとか大阪までは帰れるので一安心。
草津駅構内のトイレは小さいわりに利用者が多くあまり綺麗ではありません。改札を出た所にあるトイレの方がまだ綺麗です。時間があるならば改札を出て北口へ。
草津駅からはいつもの新快速に乗り換えて大阪へ帰ります。
本日はこれにて終了。次の記事。
大阪大回り、ではなく小回り② - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
※青春18きっぷ日帰り旅まとめ
大阪発 駅メモ日帰り青春18きっぷ旅まとめ。 - 関西発 駅メモ攻略 全駅制覇で日本周遊を目指してます。
筆者は今回の旅の途中でバッテリーが切れてしまいました。駅メモ遠征では、所要時間もさることながらバッテリーの残量も問題となってきます。そこで必要になるのがモバイルバッテリー。
モバイルバッテリーは、基本的に軽くて、アンドロイドとiPhoneの両方に対応できるようUSBで外付けできるものを選びます。その上で最低限10000mAh以上のものを選んでおけば、他のアプリをしながらでも丸１日は持つと思います。mAh数は大きければ大きい方がいいですが、この辺りは値段と比例しているので予算を見ながら考えてください。
筆者は基本的に一人旅が多いですが、希に同行者がいることがありますので2ポートを購入しています。バッテリーが切れてしまった同じ駅メモerがいれば手を差し伸べてあげたいものです。
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